CE記者がNHK BSディベートに出演 ~私の感想

● NHK衛星第一TV番組「BSディベート」出演の感想

島田大河(15歳)
 4人の専門家の間に口を挟むのはとても難しそうだとは前々から感じていました。当日、番組の進行表を見たときは、5回しか発言のチャンスがなかったので、1度も発言できないかもしれないと覚悟していました。そんな中、2度も発言出来たことは良かったです。
 ディベートを見ていると、専門家の方々の発言に対して、疑問を感じることも多々ありました。実際に新学習指導要領で教育を受け、高校生になった自分から見ると、それぞれが、自分の理想を追い求めているように見受けられました。子どものことを考えていて欲しいと思い、途中で「自分をテーブルの中に座らせてくれ」と思うことも多々ありました。

川口洋平(16歳)
 今回、テレビ番組に出て自分の意見を言うということが、とても難しいことだと痛感しました。普段思っていることや議論していることと全く同じ事を言うのに、カメラの前だとそれがとても難しい。
 大人でも、考えを述べようとしても、簡潔にまとまらずに苦労したりしている所を見ると、カメラの前で堂々と意見を述べることができる、今回のディベーターの方々や、ニュースに出てくる評論家の方々はすごいのだと改めて思いました。
 このような貴重な経験を今後に活かし、人前やカメラの前など、どんな場所で、どんなタイミングでも自分の考えや想いを簡潔に、堂々と話せるようになりたいと思います。  

三崎友衣奈(14歳)
 やはりもうちょっと意見を言いたかったということがありました。それも、前の円の中で話している人たちの意見をきいてから自分の考えをまとめるのが遅かったからで、発言できる状態になると、もうその課題やオーディエンスの意見を聞くことが終わっていたことが多かったです。とてもむなしい思いをしたので、もっと速く人と自分の考えを整理できるようになりたいです。  

藤原沙来(16歳)
 私にとっては、今回の経験は非常に貴重な体験でとてもうれしく、大変感謝しています。ただ、しょうがないことなのかもしれませんが実際に今現在も教師をやっている先生方もいらっしゃったということもあり、批判をするような個人的な考えを言いにくい状況だったような気がしました。 それから、なかなか指名されずに発言することの出来る機会が少なかったのは残念でした。
 どんなときもあまり緊張することのない私にとっては落ち着いていられたと思うのですが、話が早くてついていけなかったり言いたいことが短い時間でまとめることが出来なかったりと反省点は沢山見つかりました。また、事前に色々と調べてみたとはいえオーディエンスの前にいらっしゃった4人の方の話を理解するのにとまどってしまい最初の方は手を挙げることすら出来なかったので、またこのような機会があったら今回のような事がないように満足のいくような形にしたいなと思いました。
 テレビの裏側、仕組みなど普段見ることの出来ないものを見ることが出来て楽しむことが出来ました。テレビ制作の過程も知ることが出来て勉強になりました。

 島田菫(14歳)
 この番組を通して感じたことはもっと何かを言いたかったということです。ディベーターさんが何か意見を言って「あれっ?」と思っても何もいえないし、オーディエンスの番もめったに指名されないので、「これは子どもの問題です」と言っているのに子どもに意見を言わせていただけないのはちょっとした矛盾を感じます。
 でも、このようなディベート番組出演、といったチャンスはほとんどないので貴重な経験をさせていただき感謝しています。本当にありがとうございました。  

三崎令雄(14歳)
 個人的な感想としては、もちろん不完全燃焼でしたし、いきなりふられて答えがまとまらずに悔しい思いをしましたが、初めての収録はとても新鮮であの独特の緊張感がたまらなく最高でした。とてもいい経験させてもらい感謝しています。

 寺尾佳恵(17歳)
 今回初めて「あるテーマに関するディベートのオーディエンスとしてテレビに出る」という経験をしました。同じような作り方の「日本のこれから」という番組を見ていたので、大体こんな感じだろう、とイメージしてはいたのですが「こんなふうに意見を言おう」と思っていた通りには全くいきませんでした。
 テレビの収録自体は初めてではなかったものの、長時間緊張を保ちつつ、頭の中はフル回転という状態を続けるのはかなりの努力を要しました。とはいえ、終わりに近づくにつれて「あれ、あの人今なんて言ってたっけ?」と意識がとぶことがあり、集中が途切れてるんだなあ、と思うこともありました。
 どんどん話が進んでいく中で「人の意見を聞き、瞬時にそれを頭の中で整理する」「自分の意見を簡潔にまとめて述べる」という作業をすることはとても勉強になりました。ボーッとしていると話はどんどん進んでしまい「もう一度言って下さい!」と言うわけにもいかないので、自然と話を集中して聞くことになります。また、だらだら言っても何が言いたいのか伝わらなくなってしまうと思い、頭の中で言いたいことをまとめてから言うようにしたので、短時間で意見をまとめて発言する練習になりました。
 テレビ制作の裏の部分、私たちが普段見ているテレビ番組がどのように収録されているのか、ということも知ることができ、とても勉強になりました。