記者:佐藤美里菜(11才)

座談会参加者:佐藤美里菜(11)、近藤侑希(10)、原衣織(12)、三崎友衣奈(12)、三崎令雄(12)、石塚麻由(12) 

 午後4時から夜の10時まで塾。寝るのは12時過ぎ。まるで学校を1日2回行っているようなものだ。「そんな受験塾に通っている子どもたちは、自分の意志で行っているのか」という疑問をもったCE記者は、受験塾に通っていた小学6年生と座談会を行った。

 1度目は受験の良いところについて、塾に通っていない2人と塾に通っていた6年生3人で行った。塾に行っていた人からは「友達といる時間が楽しかった」「授業で雑学とかを教えてくれるのが楽しかった」という意見がでた。塾に行っていない人から「勉強、勉強、でいやになるのでは?」という質問が出たのに対して、「自分の目標があるからできる」と言っていた。「塾は楽しい」ということがわかった。

 しかし、2度目の座談会では、こんな意見がでた。「死にたくなるほどつらい時もあった」。
小学生が言う言葉であろうか。「死にたい」と思うほどつらくさせたのは、友達関係のことが原因だった。成績で決まるクラス分けテストで、仲が良い友達とクラスが分かれると、仲が悪くなる。「学校の休み時間で塾の宿題をしなくてはいけないほど、時間がない。もっと時間がほしい」という人もいた。しかし、「死にたい」と思うほどつらいことを乗り越えられたのは、「あの学校に行きたい!」という気持ちが強かったからだという。

 受験塾は子ども自身に「合格したい」という強い意志がなければ、地獄だと思う。自分の意志からでなければ、受験は意味がないということもわかった。だから、その子にあった勉強法や、将来のための道を探すのが親の仕事であり、無理やり受験させても、その子にとって幸せでないこともある。だから、すべてがすべて、受験がいいとはかぎらない。参加者に「自分の子どもには中学受験をさせる?」という質問に対し、全員が「子どもがやりたいというならさせる」という意見だった。

小学生の受験塾、本当にそれでいいの?

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